ナニコレ珍百景でも話題、無人島にたった一人で移住した20代男性とは?地域おこし協力隊? 隊?

今回はナニコレ珍百景でも紹介された無人島にたった一人で暮らす
脇村拓嗣さん26歳

無人島でいったいどんな暮らしをしているのか

収入源はどんなものか

緊急時はどうしているのか気になることばかりで調べてみました。

無人島での暮らしとは?

無人島で暮らす??

よく芸能人が無人島に泊まってサバイバルを繰り広げ、生き残れるか!?
なんて番組がありますが、脇村拓嗣さんの場合はそこにずっと暮らす
ということ。

凄すぎて一気に想像から遠のきますね。

まず、住む場所はというと
島にあった古民家をリノベーションして住んでいるそうです。
「無人島にあった家をリノベして住む」ってとてもたくましいですね。

島の名前は「松島」
松島は岡山県は倉敷市にある島で
本島の児島半島からはボートで10分ほどでつく場所に位置しています。
松島の周りは瀬戸内海で小さな島がいくつもあり、松島は本島から
600メートルと比較的近い無人島になっています。

Googleマップより

さらに松島は漁業が主要産業の最近まで市民が住んでいた島
だそうで、かつての島民が暮らしていた痕跡が多く残っています。

なんだか鉄腕DASH(日本テレビ)のDASH島みたいですね。

当時は100人もの島民が暮らしていて、漁をしたり、小中学校の分校
がある場所として使われていました。

朽ち果てる家屋と芽生えた想い

ですので水や電気は通っていて最低限のライフラインは確保できたという
事です。脇村拓嗣さんは協力者を呼んでリノベーションを始めていきましたが
着手した当初は建物や道に草木が生い茂り、ジャングルのような状態だった
そうです。さらに、住めるような家屋は数件のみでほかの建物は崩れる寸前
だったり、朽ちていくのを目の当たりにしたりといった状況でした。

ひとりで島に渡ってきてこの光景を最初に見た時は絶望的だったでしょうね。

しかし、この状況を見て脇村拓嗣さんにある想いが生まれます。

想いがあって手放せず、朽ちてしまったのか。ご高齢になり島へ渡れなくなってしまったのか。

島が荒れ果てていく姿に寂しさを感じました。

畑、漁、墓参り、休暇。なんでもいい。人が来る”きっかけ”が必要なのだと気づきました。
【古民家再生】松島に一棟貸しの宿をつくりたい!(脇村 拓嗣(マツシマ荘) 2022/06/02 公開) – クラウドファンディング READYFOR

そこから脇村拓嗣さんはここに宿を作ることを決意します。

「古民家再生」松島に一棟貸の宿をつくりたい

脇村拓嗣さんは島の荒廃を食い止めたい思いから
古民家を再生して宿を作ることを決意しました。
元々住んでいた方から家を借りられたはいいものの
宿への道のりはかなり厳しい物でした。

家の痛みが激しいのに加えて、家の約八割が山に飲み込まれていた
ような状態で、ツタが家を覆っていたそうです。

最初は一人でリノベーションしようと考えていたそうですが
大工の経験がなかった脇村拓嗣さんにとってはDIYのレベルを
はるかに超えていたそうです。

そこで地元の大工さんに協力してもらいながら着工していきました。
大工さんも本業があるにもかかわらず、休日返上で作業してくれたそうです。

建物の水平垂直出し、柱の交換などの基礎工事が着々と進んでいき
感性のめどが立ってきたそうです。

そんな中、大工さんからは「わしが来んかったらどがんするつもりじゃったん」
とよく言われていたそうです。

建物の構造や間取りはありのままに。島生活を味わえる宿に

松島の観光地は特に何もなく、それゆえに人や自然と向き合える場所
であることが魅力だといいます。
脇村拓嗣さんは家族や、恋人、友人と非日常を過ごしてもらえたらと
語っています。

宿は基本的に宿泊がメインで、平日の日帰りや長期滞在も検討しているとのことです。

さらに、島ならではのアクティビティとして
SUPやBBQ、釣りといったレジャーも展開を検討しているそうです。

また、自身も地元の人から教わったワカメ漁体験も時間をかけて
実現していきたいとしています。

これらの詳細は2022年に行ったクラウドファンディングに掲載されています。
募集は終了していますが、是非こちらも読んでみてください

【古民家再生】松島に一棟貸しの宿をつくりたい!(脇村 拓嗣(マツシマ荘) 2022/06/02 公開) – クラウドファンディング READYFOR

なぜ無人島に?地域おこし協力隊って何者?

脇村拓嗣さんは地域おこし協力隊という肩書があります。

えっと、地域おこし協力隊とは、、
と思われる方も少なくないでしょう。

地域おこし協力隊とは、2009年度から総務省が実施する制度で
1〜3年間、都市部から過疎化の進む地方に移住した「協力隊員」が
自治体の委託を受けてそれぞれの地域の問題解決を図ったり
地域の活性化のための活動に携わります。
約65%の隊員が任期終了後も定住しているようで、
地域での起業につながるケースも多数あるそうです。

ただ、地域が求めていることを無償で行うようなボランティアと異なるのは
自治体が都の異なりますが「16万6千円~22万5千円」ほどの給料が発生する
ということになります。
脇村拓嗣さんは主にこの資金源をもとに活動されていると思われます。
ほかにも資金援助はあると思いますが、そこは各自治体ごとに変わってきそうです。

まとめると、地域おこし協力隊は地域に貢献した!町おこしして盛り上げたい!
そんな熱意を持った方が活躍できる制度なんですね。

では脇村拓嗣さんはどんな方なんでしょうか

脇村拓嗣さんは1996年に兵庫県に生まれます。
高知工科大学を卒業後
東京でIT企業に勤めるサラリーマンをしていました。
そして、「地方で働く」という夢を実現すべく
地域おこし協力隊として岡山県倉敷市へ移住します。
さらに、 瀬戸内海の島の奥ゆかしさに触れ、松島に移住するに至った
というわけです。

【古民家再生】松島に一棟貸しの宿をつくりたい!(脇村 拓嗣(マツシマ荘) 2022/06/02 公開) – クラウドファンディング READYFOR

松島にやってきた当初はまだ実際に住んではおらず、

毎日、松島まで船で通勤。旧分校跡地を活動拠点に、一般社団法人「松島分校美術館」とともにアーティストの滞在制作受け入れや、団体向けに体験型イベントを実施してきました。

松島分校美術館

松島にある旧小中学校の分館の跡地を利用した美術館です。

以下はこれからが実際に松島分校美術館で行われるイベントです。

こちらは日原聖子さんの「旅に出す刺繍」
というワークショップで
参加者が互いに身につけている服の背中に刺繍し合います。
刺繍した服はその後各会場にて展示されます。*服は展覧会終了後に返却。
日時:2023年7月8日

他にない個性的で素敵なイベントですね。

さらに、「シマノオト」というグループユニットによる
音楽イベントが行われます。
こちらは一年がかりで制作した空間にて音とダンスのパフォーマンス
だそうです。
日時:2023年7月9日

一年かけて作り上げた空間とはどんなものか気になりますね。

どちらも瀬戸内海に浮かぶ奥ゆかしい雰囲気の松島にインスピレーション受けた
又はそれに合ったイベントということなんでしょう。

無人島に住む脇村拓嗣さんまとめ

無人島ですからワクワクする場所であると同時に、
当然不便なことも多いかと思われます。

毎回行くのにも船を使っていかなければならないですし、
必要な資材や食料も船で運んでこなければならなかったといいます。

それでも島を人の行き来する場所に生まれ変わらせたい
脇村拓嗣さんの熱い思いに心を動かされ
本当に応援したいと感じました。

ぜひ一度松島に遊びに来てはいかがでしょうか。

それでは最後までご覧いただきありがとうございます。

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